FCS 福島コンピューターシステム

事例

地質調査孔を利用し地中熱システム導入コストを削減

掲載日:2025 年 12月 26日

 

背景

地中熱とは、地表から約10mの地下に存在する、年間を通じて温度が安定した⾃然の熱エネルギーのことです。この熱を空調や融雪システムへ利用することで、省エネ効果やCO₂削減に⼤きく貢献します。
地中熱は利用したい土地の地盤、地質、地下水の状況で得られる熱エネルギーが異なるため、導入前に熱伝導率を測定し、最適なシステムの設計が必要です。
しかし、測定用穴の掘削に多額の費用が必要のため、地中熱導入の大きな妨げになっています。

 

課題

  1. 利用したい土地の熱伝導率が見た目では分からないため、測定用の穴の掘削が必要
  2. 測定用の穴の掘削に多額の費用が掛かる

導⼊の効果

  • 地質調査用に掘削する小さな穴(ボーリング孔)を利用するため、測定用の穴の掘削が不要になった
  • 複数あるボーリング孔から測定するため、正確な熱伝導率を測定できるようになった
  • 測定結果がクラウドに保存されるため、現地でなくてもデータを確認できるようになった

 

使用したソリューション
  • Microsoft Access
  • オンプレミス環境

※ 本システムは、福島県の再生可能エネルギー関連技術実証研究支援事業により株式会社福島地下開発が開発しました。FCSは、本開発のIoTゲートウェイおよびクラウドのソフトウェア開発および運用・保守を担当しています。
 

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